小野あらた!1993年生まれ、若いなあ!!若くて、スゴイ!!!
読んで分かる句。日常を詠む。日常にある気づかなかった「詩」を見つける。
こんな若手は稀有だなあ。若い時は尖がった句を詠む。それどころか年取っても~
・絵も文字も下手な看板海の家
・春めくや白磁の中のほの明し
・かき氷味無き場所に行き当たる
・水筒の暗き麦茶を流しけり
・水の秋コーラの瓶のうすみどり
・年用意聖夜の飾り取ることも
・新涼やタイルの目地を進む水
・秋桜山の起伏に雲沿はず
・口笛も風の端くれ秋の虹
・片膝を風潜りゆく黍畑
・一輪を皆で描きて天高し
・秋風や鏡に映る顏一枚